縁側読書日記
- watanabetateguten
- 2021年3月3日
- 読了時間: 2分
面白い本でした
流し読みをせず、最後まで音読しました
産業革命の始まる19世紀から近未来が舞台となり、
経済を語っているのですが筆者は経済学者ではなくジャーナリストなので、
学術書のような難解さはなく、最初から最後まで楽しみながら読めました。
私にとっては知らないことも沢山あり、
無知を再確認できただけでも良かったです。まずそれが一点。
二点目は、子供の歩みにあわせていること、歩調をあわせていること、
また、合わせざるを得なくなっている親子(大抵母子)と触れ合う機会が多いことは、
なんとも恵まれているとあらためて思えたことです。
生命を育む歩調とポストキャピタリズムは相性が良い。きっと良い。
ナシーム・ニコラス・タレブの本を読んでいて辛かったのは、皮肉屋のエッセイ集みたいな個人的な主観が濃かったからだと、この本を読んでから思いました。
それは対比としてちょうどよかったのか、たまたまタレブの次に読んだからかはわかりませんが。
ちなみにポストキャピタリズムは原書が2016年、和訳が2017年の発行です。
これを読んだら、古い本だけどジェレミー・リフキンの限界費用ZEROに目を通さずにはいられないでしょう。ということで次の本に選びました。
でも、エーリッヒ・フロムの生きるということが優先です。
経済や社会の流れにも関心はあるのだけれど、それ以前に自己との対話を大切にしたい。じっくりと。
Paul Mason https://www.paulmason.org
(秀夫
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